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マッサージとは手や指、場合によって器具などを使って生体になでる、さする、押す、揉むなどの機械的な刺激(触圧感覚)を与えて、その機能を回復させる刺激療法です。
直接的には血管やリンパなどの循環系に、間接的には神経を介した反射機転などによって筋肉や内臓系、あるいは神経系そのものに大きな影響を及ぼします。
その結果としてとくに肉体的、精神的な疲労の回復に大変効果があり、内臓の機能を改善させ、新陳代謝を良くし、皮膚を美しく保つといった、健康状態を改善させ、健康を増進させる様々な効果があります。
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奈良時代に中国より『按摩術(あんまじゅつ)』が伝来し、『按摩博士』といった職制も設けられ、医療技術の枢要を占めていました。しかしその後、時代が下るにつれて医療の中心が漢方薬に移り、按摩は民間療法として市民の間で受け継がれていきました。
そして江戸時代に入ると、按摩術は徳川幕府の政策上、視力障害者の職業として世界に類を見ない日本独特の制度の中で発展してきました。
開国から明治時代にかけて、医療は西欧化の流れに傾き、按摩術は漢方や鍼灸とともにその波の中でますます医療の分野から離れていきました。このような情勢の中で、明治20年代にヨーロッパのマッサージが日本にはじめて輸入されました。それが日本古来の按摩や指圧などの長所を取り入れつつ独自の発展を遂げ、体系化されていきました。
昭和に入り太平洋戦争を経て徐々に法整備が進み、現在では国家資格『あんまマッサージ指圧師』として公的な資格となり、年に1度試験が行なわれて合格者に免許が発行されています。現在では様々な分野で研究実践され、国民の健康保持増進に大きく貢献しています。 |
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